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地球防衛軍5レビュー

戦闘の殺伐とした雰囲気を見事に中和してしまう普通の街並みが面白い。

先日 地球防衛軍6 をPS5でプレイした。グラフィックの向上は良かったが荒廃した都市の光景に疲れて積んでいる。懐かしい街並みを味わうために EDF5 をプレイすることに。EDF5 は既に100万本出荷を達成している株式会社ディースリー・パブリッシャーの人気TPS (3人称シューティング) タイトルだ。

初期の作品は処理落ちが妙味だと好意的に受け止められたり、隊の士気向上ソングが話題になったりした。気楽に遊べるカジュアルさを持ち合わせる一方でインフェルノモードのようなハードシューター向けレベルを準備している懐の広さもある。なぜこのゲームが好きかというと昭和の団地が懐かしい郊外や、細かいお店が散在する都市などのステージがあるからだ。早速気になるステージを紹介しよう。
ステージ6.昭和の残像か!団地がやけにリアルで笑う



ご覧のように寿司店、牛丼屋、理髪店などが軒を並べる。「防衛隊員立寄所」などの遊び心も。難易度ハードで円盤を無視してスクショしていたが、バンバン背中を光線で焼かれるのでイージーに変更した。

撮りたい画があって静止していたら頭上から巨大ビームを放たれて消されたりしたが面白かった。

店舗が一階を占める懐かしいスタイルの集合住宅をステージに組み込む意図が分からないが、この部分の屋根によって敵の集中砲火を回避出来たりするからおかしい。

この建物の周りに点在するのは昭和40~50年代の公団住宅がモチーフでは。家風呂を普及させたバランス窯の排煙口が各戸にあり懐かしい。余談だがこのタイプは大規模改修でエレベーター棟を増築する場合が多い。ここも敵に全壊させられるまでは攻撃を回避するスペースとして機能する。

ニヤリとさせられる遊び要素があるからEDFはいつまでもゲーマーのプレイリストに残り続ける。
ステージ8.怪物襲来 凶悪なクモ型エイリアンと郊外の街並みのコントラストがポイント

いきなりの少し特殊な踏切に笑わされる。見通しの良い地形に大量のクモ型エイリアンが円盤から落とされる気の抜けないステージ。しかし精肉店や薬局のディテールの細かさがプレーヤーを和ます。


私が一番好きな光景が水田の中の電化された単線の鉄路と巨大円盤とエイリアンの群れのコントラストだ。「あるある」の光景で異星生命体と対峙するシチュエーションが往年の特撮作品を感じさせるのが魅力なのかも知れない。

起伏に富んだ山間地、ビルが林立する市街地、洞穴や海辺での戦闘などバラエティに富むステージが100以上。難易度は5段階、兵科クラスは4種類。使いやすく万能なレンジャー。ごり押しパワープレイのフェンサー。飛行可能なウイングダイバー。航空戦力使いのエアレイダー。何週もして遊べるEDF5はカジュアルゲーマーにもシリアスシューターにもお勧めできるTPS。マルチも楽しいのでぜひプレイしてほしい。