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Forza Motorsport レビュー ①

進化の天井が気になってきたグラフィック、Forza Motorsports はどのようにしてネクストレベルに向かうのか
Xboxユーザーにとって ForzaMotorsports は外せないタイトル。緻密な物理演算によるリアル (シミュ寄り) な挙動やデザイン購入など長く遊べる車ゲーだ。前作 Forza7 はグラフィックの更なる向上や天候変化の実装などで高い評価を得た。しかし個人的には Forza3 や Forza4 ほど夢中になれなかったのも事実。課金拡充や分かりにくいメニュー、車購入ロード待ちがストレスだった。過去作は各要素がシンプルでアンビエント系BGMが心地よかった。さてナンバリングを外した新生 ForzaMotorsports はどのようなゲームなのか。


デモプレイは馴染みのあるMAPLEVALLEY。第一印象は「グラフィック普通」。まあ後で設定を弄ることにしてプレイを継続。箱根ナイトレースも微妙でビルダーズカップが開始。たまらずビデオ詳細設定に入る。とりあえず各種パラメーターを自動、NVIDIA DLSS はウルトラクオリティ。右下にVRAM使用率 (推定) が出るので参考になる。


ゲームを再起動してなんかボディがヌルっと。この設定で雨の夜箱根ベンチマークを実施。4k60fpsは可能との評価だがプレイ画面の印象は不満が残る。CPUのボトルネックも気にしたいが仕方ない。使用モニタは4K60Hzのもの。


リアルタイムレイトレーシングがもたらすものは反射のリアルさに留まらない 新たな次元のプレイ没入感を提供する
今度はスムーズさを重視して NVIDIA DLSS をウルトラパフォーマンスに。まだグラフィックの印象は平均レベル。今回ゲーム性には変化があり、各ラウンドにおけるプラクティス(練習)には賞金が出るようにななった。しっかりコースの習熟運転をしてレースを迎える流れに。これはグッド。APEXをたどって繊細なアクセルワークでじっくり練習ラウンドを走るのが普通に心地よい。これらの変更やチューニングパーツのアンロック方法も新味があり前作の機械的なやらされ感を緩和している。


ムジェロで設定パラメーターをすべてMAXに。一気にVRAM使用率が急増。至高のグラフィックを期待する。御覧あれ!WRXテールの映り込みを。

今まで新作車ゲーの感想は「ああまた綺麗になったね」というグラフィックに関してのものだった。今回走ってみて驚くのは現地感というかコクピットから見えている風景に真実味がある。これが リアルタイムレイトレーシング の効果か。結果フレームレートが30fps台に半減。これらの処理負荷は高いことが伺える。このリアルタイム光源演算とそれがもたらす反射表現によるプレイ感覚のリアルさは静止画でお伝えするのが難しい。


色々な環境音もリアルなのでフロントウィンドの反射の自然さも相まって、内燃機の力で外の空気をボディ前部で押し潰しながら走行している感触を疑似的に得られるというのは褒めすぎだろうか。
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ベスト設定を出すにはいくつかの組み合わせを試す必要があるため、グラフィックが最適化されている Xbox Series X が欲しくなる。コンシューマー機のチューニングは実にストレスフリーなことも再確認したのであった。 その2に続く