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RTX3070Ti でリアルタイムレイトレーシング、DLSS を試して驚いた。

今回は MSI GeForce RTX3070Ti VENTUS 3X 8G OC を使用してNVIDIAの3つの新技術を試す。テストベッドは知性を刺激するパズルゲーム「Portal」に NVIDIA RTX Remix を実装した PORTAL WITH RTXになる。WQHD (2,560×1,440ドット) の144Hz対応モニタでテスト。

NVIDIA RTX Remix とはプレイヤーがNVIDIAの3つの新技術を使って対応タイトルをリマスター出来るというMOD作成ツール。Alt+Z でグラフィック設定を呼び出す事が出来る。早速プレイしてみるとフレームレートは47fps。設定を呼び出し DLSS をオンオフしたり画質設定を色々試す。DLSSをオンにすると一緒に Reflex (遅延測定と最適化)もオンになる。DLSS はAI技術で描画補完してフレームレートとクオリティを上げてしまうアップスケール技術だ。

DLSSオンによりフレームレートは数倍になりメモリ使用量は減少。VGAのファンが唸り出し5秒程度でフレームレートが高値に張り付く。ネイティブ解像度より低い解像度でレンダリングするから描画負荷が下がりフレームレートが上がる。アップスケール補完のノウハウはNVIDIAのスパコンで日々更新されRTXシリーズに配信。少し気になるのは DLSS オン時はGPUがフル稼働する事。

イメージクオリティ セッティング | DLSS3.0 オン | DLSS3.0 オフ |
---|---|---|
低 | 105fps | 20fps |
メモリ残量 (%) | 30% | 17% |
中 | 64fps | 20fps |
メモリ残量 (%) | 30% | 17% |
高 | 48fps | 18fps |
メモリ残量 (%) | 30% | 17% |
ウルトラ | 30fps | 15fps |
メモリ残量 (%) | 30% | 17% |
フレームレートの向上も凄いが目玉はやはりリアルタイムレイトレーシング。
ゲームプレイは高設定DLSSオンで。始めるとまず目につくのは 映り込みの美しさと現実味。照明や窓からの光線がリアルタイムで演算されオブジェクトに届く。そしてオブジェクトもリアルタイムで反射を返す。曲げやショット仕上げの透明オブジェクトの光の屈折や、色つき透過部を持つオブジェクトのリアルさが凄い。グラフィックに関してはもはや別物である。



他の対応タイトルでも試して検証したいと思わせるNVIDIAの新機軸であった。